自宅を増築するケースでは、リフォームを行って現状の建造物を残したまま建築を行っていくことが普通です。この場合、箇所別に主に3つの建築方法を利用してリフォームを行っていくことになります。

まず、差し掛け増築と呼ばれる手法です。差し掛け増築は、外壁の一部分を除去してからその部分を利用して新しい構造物を建築していくこと工法のことです。新しく建築したものと既存の建物を繋ぎ合わせることで、結果的に1つの大きな建物にします。メリットは、外壁の一部分だけの工事だけで行うことができますので、小規模の住宅であってもリフォームを行いやすいという点です。解体工事の範囲も小さくできますので、相場を小さくしながら最大限のパフォーマンスを発揮できます。

また、箇所別の工法ではおかぐら増築と呼ばれる手法も存在します。おかぐら増築は、主に建物の2階部分を中心に増築を行っていくためのものです。屋根の部分を解体してから、その部分に上乗せする形で増築を行います。差し掛け増築の場合は1階部分を主に増築しますが、おかぐら増築の場合は2階部分を効率的に工事できるというメリットが存在します。ただ、この方法は2階部分の増築で耐震性などの問題点を改善しながら行わなくてはいけませんので、増築とは異なる部分で金額が高くなる可能性も否定できません。この場合の相場は、増築と耐震性の向上などの費用を一緒に計算する必要があります。

一方で、こういった1階と2階を分けて考えることができない場合もあります。この場合、それぞれを一から建築し直さなくてはいけません。建造物が建てられた時代には、それぞれの時代によって建築基準が異なっていてそれに合わせなくてはいけないという背景が存在するからです。そこで、1階部分と2階部分をまとめて増築する方法を取り壊し増築と呼びます。取り壊し増築を行うケースでは、既存の建物では部分的な増築が難しいときに利用されます。例えば、鉄筋コンクリートなどが利用されているときです。

鉄筋コンクリート造の建物鉄筋コンクリートは、周囲の壁で建造物を成り立たせている傾向がありますので、この壁の部分を壊してしまうと建造物が重量に耐えられなくなってしまうという難点があります。そのため、こういった問題点を改善するために取り壊し建築が行われます。一から建築し直すことになりますので、金額面に関しては他の工法よりも高くなってしまいがちです。しかし、安全性の高い増築を実行できるというメリットがあるため、費用に見合った住宅を手にできます。

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